SUNTORY THE BARTENDER AWARD

Graphic, Web, Logo, VI+CI, Art Direction, Photo Direction

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【Background】
1931年に始まった日本最古のカクテルコンペティションの系譜を受け継ぐ「SUNTORY THE COCKTAIL AWARD」が、「SUNTORY THE BARTENDER AWARD」と名前を変え、さらに進化。「SUNTORY THE COCKTAIL AWARD」のロゴから関わっていたMY HEADは本プロジェクトにおいてもBIの刷新を担当し、ロゴをはじめとしたツールデザイン。

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【Logo Design】
ロゴは、「SUNTORY THE COCKTAIL AWARD」では、3つの円を用いて「昇る朝日」、「コンペティションの栄光」、「日本の代表」を象徴した。しかし、「THE COCKTAIL AWARD」は「THE BARTENDER AWARD」への進化、言うなればモノからコトへと、時代に合わせた表現者のトータルな魅力を顕す舞台へのアップデートを表すために、「ルビンの壺」になっているゴブレットをビジュアルに使用。地と図の反転の錯視によって見えてくる人の横顔はバーテンダーを表し、カクテルアワードからバーテンダーアワードへと変わる変遷をビジュアルで表現している。

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【BI Design】
リブランディングに必要な刷新感のキーワードは、「開かれた大会」であるということだった。
従来のオーセンティックなイメージを変え、新たなバーテンダーにも挑戦してもらう。そんなアワードにするという目的から生まれたプロジェクトにおいて大事なのは、サントリーが長年にわたって培ってきたバーテンダー文化への敬意と、現代のバーシーンに求められる革新性。この二つをつなぎ、時代の先へと橋を架ける新たなアワードとしての姿を可視化することだと捉えた。

引き継ぐべきレガシーは引き継ぐ。ロゴのアップデートなどもその要素だ。しかし、日本のトップであるという荘厳なイメージから選んだカラーリングは、もっとライトなものに変えることにした。さらに、ロゴ使用のレッドとゴールド(プライマリーカラー)に加え、グリーンとグレーを入れることで明るさを出す。特に反対色であるグリーンは重要である。人間の目というものは面白いもので、色相環の反対の色が一色でも入っていれば、その間の様々な色の豊かさも見出す。それらの色面がブロック状にあり、自由に組み替えることができる。

フォントもセリフ体から、ワイドなボディのサンセリフに変え、軽やかさを出している。

Producer: Yusuke Shimba(Empire Entertainment Japan, Inc.)
Creative Director / Copywriter: Yuta Hanai
Art Director / Graphic Designer: Yu Miyazaki(MY HEAD LLC)
Project Manager: Izuru Kawabe / Anna Kato(Empire Entertainment Japan, Inc.)
Web Production: Marukin Inc.
Production: Empire Entertainment Japan, Inc.
Client: SUNTORY