SAURUS

Concept, Graphic, Web, Logo, VI+CI, Package, Product, Art Direction, Photo Direction

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【Background】
アミノ酸を中心に、高品質なサプリメントを提供し続ける「SAURUS」。そのシリーズパッケージをリニューアルするお話をいただいたことを機に、全体のリブランディングを提案。
MY HEADは、ロゴ、パッケージなどのデザインから、ブランドコンセプトとステートメント作成、コーポレートのミッション・ビジョンの刷新までを担当した。

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【Concept】
コンセプトは、「現在の、そして未来のプロフェッショナルたちへ」。
FOUNDERへのヒアリングを行なった際に、最も印象的だったのは、「アスリートたちを本当に効果のある燃料で応援したい」との思いだった。掘り下げていくと、応援すべきはアスリートのみではないことが段々と分かってきた。そこで、「プロフェッショナル」という言葉を提案するのと同時に、SAURUSにとってのプロフェッショナルとは何か?ということを整理していただいた。

そこからSAURUSにとっての定義を言語化した上で、その定義を満たすプロたちが、存分に力を発揮する世界を作るというミッションをブランドの中心に据えた。
ステートメントの表題には、「現在のプロフェッショナル」に続けて、「そして未来の」の一文を添えさせていただいた。その頂を目指す人々は、既にSAURUSが応援する領域に入っているというアティテュードを示す上での、重要な一文だ。

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【Logos】
ブランドロゴは、「SAURUS」というネーミングから、その王者であるT-REXをモチーフにする事が良いと考えた。
しかし恐竜は力強さを感じさせるモチーフではあるが、一方でサプリメントなどの薬学的な印象とは正反対で、「効果がありそう」というイメージは薄くなってしまうのではないかとも考えた。本当にごまかしのない良質な成分だけで作っているSAURUSとしては、最も避けたいポイントだ。
そこで、恐竜を使いつつもできる限り有機的な表現を省略し、シンプルな幾何図形で表現するという、視覚的領域でサポートすることを決めた。整理されたビジュアルは、化学的な効果感、数学的な信頼感、そしてストイックなアスリート感を連想させる。

要素を整理し絞ると、ユーザー目線からの商品ラインごとの差別化が難しくなるというデメリットもあるが、そこは恐竜の種類を変え、別の色相のカラーリングを割り当てることで解決した。

【Fonts】
ブランドフォントは、正方形を等分したグリットを用意し、マーク同様に幾何的な要素のみで作成した。これももちろん徹底的にニュアンスを排除することで、効果感を得るためである。
また、販売会社であるSAURUS JAPANも同様のフォントを用いロゴを作成。

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【Packages】
パッケージは、普段トレーニングに使用する「AMINO SAURUS」、レース前の調整に使用する上位ライン「AMINO LOADING SAURUS」、体作りのための「HMB SAURUS」、レース中に2回に分けて飲むドリンク剤の「AMINO SAURUS JEL」、栄養素を補うための「BASE SAURUS」の6種を制作。
どれもプロフェッショナルのことを一番に考え、必要な燃料として作られたものだ。

主力のAMINO SAURUSのラインはブランドタイトルと同じT-REXをモチーフに、その上位ラインであるAMINO LOADING SAURUSは同様のT-REXをモチーフにしつつも、ブラックのボディにフローズンシルバーの箔押しをすることで、高級感を演出した。
HMB SAURUSは強靭なフィジカルを感じさせるトリケラトプスをモチーフに、BASE SAURUSは長距離を走破するパラサウロロフスをモチーフにマークを作成した。

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Creative Director:Yuito Ueda
Art Director / Graphic Designer:Yu Miyazaki
Project Manager:Akira Kubota / Marina Kitagawa
Writter:Marina Kitagawa
Photographer:Hirotsugu Hoshikawa
Client:SAURUS JAPAN