GRAPHGATE2025

Concept, Graphic, VI+CI, Space, Art Direction

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【Background】
2023から毎年担当しているキヤノン主催「GRAPHGATE展」のグラフィックデザインを引き続き、2025も担当。
「GRAPHGATE」とは、作品づくりに強い意志を持つ新たな才能と出会うことを目的とした写真・映像作家のオーディションである。
「入賞だけで終わらせず、さらに次へとつなげてほしい」という思いから、「GRAPHGATE」は作品の美しさや表現技法だけでなく、強い意思や創作意欲を伝える作家自身のコミュニケーション力を重視している。

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【Graphic Design】
毎年「Photograph」の本来の意味である「光画」をテーマにビジュアルデザインをしているが、今年は写真家の必需品である「カメラ」を表現した。カメラは、レンズから光を取り込まねばただの暗い箱である。その箱を「どのくらい開くか?」「開く時間はどうするか?」と、写真家が考えながら光を取り込むことで、光画は立ち現れる。
KVではカメラに光が満ちていく様子を、「箱の内側の視点」から表現(グラデーションの奇妙なブツ切りになったエッジは、箱の内側であることを表している)。暗い箱が外界と繋がった時、光がオーロラのように揺らめきながら画を描き、創作者の感性が炸裂する瞬間を描いた。

また、その光は、GRAPHGATEのゲートが開く様子も暗示している。

Art Director / Graphic Designer: Yu Miyazaki(MY HEAD LLC)
Exhibition Design: Kei Murayama
Client: Canon Marketing Japan Inc.